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会話や文章で論理的思考表現をする癖をつけろ  

世の中には話を端折って話す人が多く、伝える側も「うまく伝わらないなぁ・・・」と感じたり、受け手も「この人は何が言いたいのだろうか?」と理解できずに、双方で「もどかしいなぁっ」て思う事があると思います。正しく相手に伝える為には何が必要でしょうか。

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皆都合の良い解釈をする。

気心の知れた友人関係や恋人、家族間では「あれ」とか「それ」っていえば伝わる場面が多いのでしょうが、仕事においては「あれどうなった?」と言われても、複数の仕事を抱えている中では、「どれの事?」ってなるのです。

人というのは皆自分の都合で解釈しますから相手の話を理解出来ないと、お互いに「この人頭悪いなぁ」と思ってしまったり、「あいつは何言ってるかわからない奴だから聞かなくていいよ!」とか「話の通じないやつだからあいつと話しても意味ないよ!」とか、理不尽な人と捉えられてしまう事があります。

これがきっかけで人間関係が崩れていったり、出世の妨げにつながったりする可能性もあります。

また、仕事上で話を端折る行為は、伝え手、受け手の間で認識の相違を生み、想定しない結果を作り上げてしまいます。金銭的な物が絡んでいたりすると大赤字を生んだり、地獄となります。

会話で伝わらない可能性があるのに、顔色をうかがえない文章ではどうでしょうか。

会社の中では報告書や設計書などを普段の会話感覚で書いてしまうと全く意味の通じない文章になってしまいます。

日本語特有の文章

文章には「主語」「動詞」「目的語」「補語」「形容詞」と日本語でも英語でも他のどの言語においても定義されていますよね。

日本語ってすごいもので、話の流れがわかれば「あれやって」というだけで、文法の中で主語も目的語も補語も伝えなくても会話が成立したりするんですよね。日本語には行間を読むっていうすごい文化があるのです。

しかし、難しい話になってくると都合の良い解釈で誰が?何を?の部分の受け取りかたが変わり自分が有利な判断をされてしまい、痛い目にあった事ってないですか?

極端な例えですが、

お金を貰えます。という文章があったとします。話の流れがあれば誰が貰えるのかわかると思いますが、前置き無しに言われても、誰が?誰から?となりますよね。

自分の都合でみんなが私が貰えるのねと解釈します。

認識の相違を発生させない文書を書くには、誰が、何を、どの様になど極力端折らずに文字に起こす事が重要です。

論理的思考表現をする癖をつける

会社の中では作業して作り上げたものが本当に正しくできているのか、上司や同僚に「何で?何で?・・・」ってしつこく確認される場面があります。

結果に対して中間の考え方がうまく説明できないと結果が正しくても信用されずにやり直しとなる事が多々あるのです。

こうなってくるとやる気もなくなってしまうし、あの上司はアホだとか勘違い野郎になってしまい。上司からすると出来ない部下になってしまうのです。

なので、会話でも文書でも論理的に相手に伝える事が重要となります。

極端に簡単な例で説明しますが、

「A=B」、「B=C」、「C=D」ゆえに「A=D」

論理学の最も初歩的な式ですよね。

 

例えば調べ事を頼まれたとします。AはDは同じです。という回答は正しいのですが、唐突に「A=Dです!」って答えると「B=C」、「C=D」という内容を知らない人からすると、「なんで?その根拠は?」って必ず突っ込まれてしまうのです。

論理的に伝えるという事は

「A=B」、「B=C」だから「A=C」ですよね!

※この「A=C」をを伝える事が重要

「A=C」、「C=D」だから「A=D」なんですよ!

このような順で中間の思考もきちんと伝える事が出来れば一発OK、うるさい上司も黙らせる事ができます。

まとめ

世の中や仕事では当然こんな簡単な式ではなく、もっと入り組んだ式になってくるのですが、基本的なこの考え方を常に意識し、心がけておくと良いと思います。

私も記事を書く際は気を付けてはいますが、なかなか難しいものですが。