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プレミアムフライデーは無縁の賜物 2回目は失速?

2017年2月から始まったプレミアムフライデー。昨日3月31日は2回目となりました。

月末最終日、さらには年度末と重なった2回目はどうだったのでしょうか?

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プレミアムフライデーって?

日本国政府および経済団体連合会を中心とした、経済界が提唱・推進する、毎月末金曜日(フライデー)に、普段よりもプレミアムな生活を推奨する個人消費喚起キャンペーン。午後3時(15時)に仕事を終えることを奨励する働き方改革とも連携し、給与支給日直後に該当しやすい月末金曜日には、夕方を買い物や旅行などに充てることを推奨している。2017年(平成29年)2月24日より実施された。

毎月最終金曜日は早く帰ってお金使って遊んでね。ということなのですが。

1回目では早く仕事を終えてそのまま直帰っていう人が多かったらしいですね。

そもそも、会社帰りのサラリーマンを対象にしたプレミアムフライデーなんて施策は家族持ちの人にとっては仕事が早く終わるなら早く帰って育児しろとかそういう方向に向いてしまうと思うのです。

2回目の反応

商売をしている側の各種コメントでは「普通の金曜日と変化は無かった」と。

「月末最終日、年度末と重なり盛り上がりに欠けた。」、「プレミアムフライデー 早くも失速か?」といった見出しで報道されていますね。

1回目以上に盛り上がりに欠けた様です。

無縁の施策

どれだけの会社が午後3時で退社できるようになっているのでしょうか。私の周りではこの施策に当てはまる人は一人もいませんし、今後、15時退社が設定される予定があるという話しも聞いたことがありません。 

1000社程度の実施企業、名乗りを上げている企業があるようです。

premium-friday.com

 今のところ実施している企業は、全体の2.5%程度だそうです。日本国政府と経団連が中心となっているのであれば強制施行すればいいのに。早く帰る分、朝早く出社してとか、有給の取得奨励日ですなんて言っているうちは定着すると思えませんね。

今後も大手から施行されていくことが予想されますが、おそらくは「私たちは15時で帰るからあとは下請けがやっておいてね。」って状況になるのではないでしょうか。そうなればいつまでたっても無縁な施策でしかないのです。

金を使わせようとするなら給料をあげろ

当然この施策には消費が増えれば経済が回復するという安易な政府の発想が多分に含まれていると思うのですが、収入が増えない中で消費が増えるわけがありません。

「デフレからの脱却」なんてものには程遠い施策なのです。

経済は回復傾向なんて話はどうやって信用すればよいのでしょうか?

サラリーマンの収入が増えるのはいつなのでしょうか?

ハッピーマンデーくらいのインパクトがほしい

今まで週の真ん中にあった祝日を月曜日に変更し連休化したハッピーマンデー。これくらいのインパクトがほしいですよね。

連休前の金曜日の方が、「連休前だからいつもより多く飲んでも良いか」っていう気分にもなりますし、家族連れでの旅行などの消費も増えるでしょう。

まだまだ土曜日に被ってしまった祝日を振返休日にするとか、できる事はあると思いますが。 

まとめ

色々とお偉いさんが考えてるのでしょうが、経産省などが出している指標やグラフを見ていると、一部の財閥企業とかしか相手にしていない様に見えます。

我々の実態からはかけ離れてるなぁと思うものがたくさんあるんですよね。

政府は一般庶民向けの施策よりもアベノミクスの建て直し、日銀政策の見直しを行い、所得を増やす施策を先に考えた方が良いと思うのです。