私は子供の頃、祖父母も一緒に住んでいて、朝も晩も祖母が作った料理を食べていましたが、苦い葉っぱや甘辛い煮物、イナゴの佃煮なんていうグロテスクな物まで食卓にならび、特に旨いと感じられずにいました。
そんな料理ばかりだったせいか大人になってからも大人の味の様な物はあまり好んで食べる事はしてきませんでした。
しかし数年前から子供のころに好きでもなかった食材が今となっては、「何これっ、旨い!」って感じる事が増えてきて「歳をとったなぁ」と感じています。
私は今、菜の花にはまっていまして。
子供の頃はただの苦い草でしかなかった菜の花ですが、1月~3月が旬でそろそろ時期を終えてしまいます。お浸し、辛し和えなど独特の苦みが今ではやみつきです。焼酎のお伴にしています。
あの頃嫌いだったものも今では大好物になるかもしれません。大人の味ってやつを発見してみましょう。
生き物の本能で子供の嫌いな食べ物がきまる?
子供の頃って、甘い物は大好きですけど、「ワサビ」や「からし」などの辛い物だったり、極端に酸っぱい物、あと苦い物って嫌いですよね。
ある一説では、どうやら生き物の本能が関係しているらしいのです。
腐っている物って、苦味や酸味がありますよね。
子供のうちはまだ、〇〇の食材の栄養素はどうだとか、〇〇の食材には毒があるなどの知識がないので、苦いとか、酸っぱいとかの味覚情報から「毒があるかもしれないから食べてはいけない物だよっ」って本能が判断し、子供は「これ嫌いって」なるようです。
食わず嫌いはもったいない
苦み、酸味、辛味があるものでも、今となっては好きな食べ物になっているって必ずあると思います。そんなものも最初は勇気を出して食べてみたのでは?
大人になると地方へ行ったりする機会も増え、各地の珍味と出会う機会も増えてきます。珍味は匂いがきつかったり、グロテスクな物までありますが、食べてみると結構やみつきになってしまうものが多いと思います。
見た目などに惑わされず、ここは勇気を出して食べてみましょう。
私はそういった食わず嫌いの物を周りから勧められて食べてみた結果、目から鱗が落ちた経験や再発見ができました。
今ではそんな食材たちが旬の季節を迎えるのが待ち遠しくてたまりません。
新鮮なものは全然違う
例えば魚介類などは産地で食べる物と都会で食べるものでは全く違いますね。
回転する寿司屋で食べるウニと北海道で食べるウニでは百倍違うといっても良いくらいではないでしょうか。
都会で食べてまずいと思った物でも産地で食べて好きになるって事も結構ありますので、是非産地で食べる事をおすすめします。
私の嫌いから好きに変わった今のベスト3
1位 菜の花
最初にも書きましたが、今ではあの苦みがたまりませんね。
2位かにみそ
苦い以外の何物でもなかった物が今では大好物です。濃厚な苦みのあるペーストで・・・。
あの味って文章では表現できないですね。
3位こはだ(すしネタ)
酢で締めた魚っていうのが昔は好きでは無かったのですが、最近では身のしまり具合にはまっていますね。ガリと一緒にガリはだで食べるのがお勧めです。
他にもいろいろあるのですがこの辺で。
おすすめの一品がありましたら是非、教えて下さい。