この時期、テレビは番組改変でゴールデンタイムには特別番組が各局で放送されますよね。
昔は特番といえば、予算を大きくかけた大爆笑できる番組が多く楽しみだったのですが、今では昔のクイズ番組の復刻だったり、レギュラーバラエティ番組の拡大枠でこれから始まるドラマの出演俳優を並べたてたものばかりでとにかくつまらないと思うのです。

俳優を並ばせているだけのバラエティはいらない。
司会はお笑い芸人である事がほとんどですが、雛壇に並んでいたりクイズやゲームに参加するのは俳優。芸人または制作側が俳優に気を使っているのか、俳優側NGの話題が多いのか、特に雛壇にいる連中を大きく弄り笑いをとる事も無く、ただドラマのキャラ設定を説明して「何曜日の何時放送です。観て下さい。」なんてお決まりのセリフ。
これのどこが面白いのか?大したリアクションもしない人達がクイズやゲームをしてるのを見せつけて何の意味があるのか?
どうせどのドラマもお決まりのストーリーで進んで行くのだし、出ている俳優はたいして変わり映えしない人たち。私には全く興味が無いですね。
宣伝や告知を否定するわけでは無く、そんなものは朝の情報番組やワイドショーで十分なレベルでは?
3時間も4時間もゲームやクイズする必要がありますかねぇ?
だったら「観なければいい!」って話なんですけど。
私は昔からとりあえずテレビはつけているタイプなので、どのチャンネルザッピングしてもこんなのばかりなので、仕方無く聞き流しているのです。
コンプライアンス V.S.つまらなくなった。
コンプライアンスがどうのこうのという理由で、お笑い番組内でも自主規制だとかって話が良く語られていますが、そんなPTAなどのクレーム意見とテレビがつまらなくなったって意見では、どちらの方が多いのでしょうか?
残念ながら統計的なデータを見つける事が出来ませんでした。
BPO放送倫理・番組向上機構
BPO放送倫理・番組向上機構の中の視聴者のご意見というものを少しだけ見ましたが昔のPTAの意見となんら変わりないのではと思いました。
ただ単にネット社会になって、クレームをつけやすくなり件数が増えただけなのでしょう。逆に、面白かったなんていちいち報告するという人は少ないでしょうから。
テレビがつまらなくなったという世論は明らかですよね。
テレビなんて非日常のばかばかしい物であるべき
ドリフターズやBIG3なんて呼ばれるたけし、さんま、タモリ。漫才ブームだった頃の漫才師など今の重鎮、大御所とされている芸能人たちがどれだけ低俗な番組を作って来たか。さらにそれ以前のすでに亡くなってしまっている芸人などは今でもレジェンドとして語られています。
この人達が作って来た番組は非日常的なばかばかしい内容で、よく「良い子は真似をしてはいけません。」という表現が使われていましたね。
当時の子供達はその意味をわかっていたと思うし、非日常的な物を現実的な世界でどこまでやっていいのか加減も知っていたと思います。
そうした中で、いじめがなかったか?と言われれば0ではないと思いますが、今程陰湿な物ではなかったですし、弄られた時の返し方もこういう番組から学び、昨日見たテレビ番組ごっこといったノリで対応できたのではないでしょうか。
今の子供は逆にこういった物を知らないから、ノリという感覚を理解できずに最悪の結果を迎えてしまうのではないでしょうか。
むしろ、昨日あの番組観た?なんて会話で盛り上がり、その番組を観ていない子がいじめられる時代でした。今は視聴率が確立された〇〇曜日の〇〇時はこの番組っていうものがないでこんな会話もないのでしょうか。(ビデオ録画なんて無い時代ってのもあるかもしれませんが。)
今では、床に落ちた食べ物を「この後スタッフがおいしく頂きました。」なんて。
床に落ちたものを食べさせるのってよっぽど陰湿ないじめでないでしょうか?
スポンサーはビビるな!
番組の内容とC.M.の内容に関連性を持ってみている視聴者など一握りのクレーマーだけではないのでしょうか。規制の入ったつまらない番組なんか見て貰えないのだから、そっちの方がよっぽど広告を出す意味がないと思うのですが。
まとめ
私は低俗な番組を数多く観てきた世代で、社会を渡り歩く上で、そんな番組からも学ぶ事も多くあったと感じています。
賛否両論ある記事だとは思いますが、youtubeでもメントスを体につけてコーラの中に入るなんて動画が人気だったりと、低俗でばかばかしい内容に飢えている人達が多いのではないでしょうか。