ハロウィンっていつの間にか日本でもクリスマスやバレンタインデーに次ぐ大イベントになっていたのですが、今度はイースター?イオンがTVCMをうち、仕掛けてきていますね。
日本人にもクリスチャンはいますが、キリスト教でもない人たちがなぜお祭りフィーバーしているのでしょうか。 これには多分に各業界の商業戦略が入っているのです。
意味も知らずに踊らされているキリスト教イベントがたくさんあるので、そもそも何?っていうものをまとめてみました。

日本で商業戦略が定着しているキリスト教イベント
2月14日 バレンタインデー
日本では女性から男性にチョコレートをあげる日
このスタイルは日本と韓国くらいだそうです。
日本と韓国ということは、ロッテの商業戦術が大いに影響してそうです。
海外ではカップルの日といった扱いで男性が女性に花束を贈る程度の様で、宗教的に大きな意味を持っている日ではない様です。
3月14日 ホワイトデー
日本だけの完全商用イベントです。バレンタインデーのお返しをあげる日ですね。
「「全国飴菓子工業協同組合」の発案で1980年にスタートしました。」
と「全国飴菓子工業協同組合」の公式HPに堂々と書いてありました。
海外の人は「ホワイトデー?何それっ?」ていう反応です。
10月31日 ハロウィン
以前はスーパーで子供向けにちょっとしたお菓子が売られている程度のイメージでしたが、いつの間にか、子供がお菓子を貰うイベントから大人が仮装して大騒ぎする日になっていますね。
単純に秋の収穫祭でカボチャがモチーフになっているのだと思っていたのですが、なんで仮装するのっていう理由まではあまりわかりませんでしたがケルト人の風習に理由があるそうです。
古代ケルト人の秋の収穫祭が起源なのですが、ケルト人は11月1日を1年の最初の日と考えていたようです。
1年の最後の日(10月31日)に死者の霊(先祖の霊)が家族を訪ねてくるという風習(お盆のようなものでしょうか?)があるそうで、この死者の霊が他の悪霊も連れてきてしまい、悪霊が来た際には自分が連れていかれてしまう。
その為、悪霊と同じ格好でカムフラージュし、連れていかれない様にする事が仮装の起源だそうです。
日本ではキディランドがキャラクター販促のために仮装行列をし、みんなもやりましょうというのがきっかけの様です。
もともとコスプレといった文化がある日本ですので、この日は普段コスプレするのが恥ずかしい人も堂々とできるといった事から徐々に拡大していった様です。
12月24日~25日 クリスマス
さすがにクリスマスはイエス・キリストの誕生日という事はご存知でしょう。
日本では恋人同士が高級レストランや高級ホテルにとまるなんて感じでしょうか。
その為か、25日のクリスマスより24日のイヴの方が重要視されていますね。
海外では、25日の方が重要の様で、恋人がいても家族で過ごす事が優先されます。
日本の正月扱いなので、年が明けていなくても「Happy New Year」って言います。
日本人も正月は実家に帰って家族と過ごしますよね。その感覚と同じ様です。
ちなみに、サンタが赤いのはコカ・コーラが商業戦略を行ったからというのは有名な話ですね。
イースター 新たな商業イベントとなるか?
そもそもイースターって?
4月春分の日以後の最初の満月の後にくる最初の日曜日と毎年日程は変わります。
今年は春分の日以降の満月は4月11日(火)という事で、4月16日(日)がイースターとなります。
キリスト教ではイエス・キリストが十字架につけられて殺された後、3日目に復活されたことを祝う復活祭で最も重要とされている様です。
イースターは卵とウサギがシンボルです。
どちらも誕生という事ですが、卵から生命が生まれるのはわかりますね。
ウサギは子供をたくさん産む事からシンボルなのだそうです。
(でも、復活なのになぜ誕生なんでしょう?)
どんな祝い方をするの?
卵を使った飾りつけをしたり、家族でごちそうと共に卵を食べたりするそうです。
でも、最も重要というのに何でクリスマスの様にお祭り騒ぎをしないの?って思いますが、十字架に張り付けられた死からの復活という事で3日間苦しんだキリストを思い、厳かに行うイベントという事らしいです。
日本では?
七夕感覚でペイントした卵を木に飾り付けていくといった事はささやかに行われていましたね。
ディズニーランドなどでは以前からイベントをやっていますが、一般的なイベントとしてはまだ定着していない印象ですね。
今のところ、日本でイースターだから「プレゼントはこれ」とか「何をする」っていう定番はなさそうですが、今後、どの様に商業化定着していくのでしょうか。
バニーガールが卵を配る日とかにならないかなぁ。(笑)