厚生労働省がブラック企業の企業名の公開を行いました。10日に334件、今後も順次発表されるそうです。
発表された企業
昨年10月から労働基準関係法令に違反し書類送検された企業の社名、所在地、違反内容を厚生労働省が5月10日に発表しました。その数は334件です。
厚生労働省公開のリスト
内容は設備不備、賃金未払い、残業代未払いなど。
氷山の一角
今回公表されたのは書類送検された企業のみです。
是正勧告の数は11万2千件超とのこと。ということで今回の公表された企業は全体の1%にも満たない数なのです。
ちなみに、是正勧告を3回受け、改善されないと書類送検される可能性があるそうです。
今後は是正勧告された企業名も公表される
複数の都道府県に支店、事業所がある大企業を対象に是正勧告も含め、リストアップされ公表されていくそうです。
リストアップされればブラック企業という事になってしまうので、大企業であればあるほど、ブランドイメージの悪化などから日経平均株価への影響も出そうですね。
中小企業は対象外
中小企業は公表されないそうなのですが、倒産してしまう事を懸念しているのでしょうか。不明ですが、中小の方がブラックな企業はたくさんありそうですが。
リストアップされた企業の社員はどうするのでしょう。
リストに載った会社は書類送検された事で当然改善はされていくのでしょうが。ここで働いている社員は継続して働いていくのでしょうか。
ブラック企業とされ、取引先があれば取引もやりにくくなりそうですし、それにより業績が悪化し、そしてそのしわ寄せがまた社員に何てことにはならないのでしょうか。
当然、新規入社の人財確保も難しくなるでしょう。
自分がこの中の会社に勤めていたとしたら、今後の身の振り方について悩んでしまいそうです。