各地の競艇場でペアボート試乗会というのが開催されています。
2人乗りの競艇ボートでボートレース場を実際に走れます。操縦は本物のプロボートレーサーですが、普段入る事の出来ないピットの中やプロボートレーサーとお話も出来ますし、サインも貰えます。
暖かい時期のデートコースにも良いと思いますよ。
ペアボート試乗体験
少し前の話ですが河川にあるボートレス場である為、日本一の難水面と呼ばれるボートレース江戸川の試乗会に参加してきました。
ピットの中
普段入る事の出来ないピットの中です。レース開催中、選手はここでボートの整備などをしています。
このレース場は各所が昭和を意識した作りになっていて、ピットの中にもレトロな映画の看板がたくさんあります。
乗艇装備
結構なスピードで走りますので、落水した時の水面はコンクリートと同様に打ち付けられると危険です。また、プロペラに巻き込まれ体が切り刻まれない様に試乗会といっても本格的な装備をします。ヘルメットはもちろん、カポック、ケブラー製のアームガードなど重装備です。足元だけはなぜかゴム長靴でした。
試乗
こんな感じで乗艇です。
プロのレーサーが後ろに乗り操縦します。
走行中も写真や動画を撮ろうと思ったのですが、日本一の難水面、スピードと波で跳ねるボートでそんな余裕がありませんでした。
ただし、心の中ではこんな感じでした。モンキーターン!
岡の上でいっぱい写真を撮ってもらいました。結構さまになっているでしょ?
試乗会でターンする時にモンキーするとスピードを落とされてしまう事があるそうなので、高速旋回をしたいのならやらない方が楽しめると思います。
私は軽くお尻を持ち上げ、内側に体重を乗せる程度はやりましたがそこそこのスピードで回ってくれました。
選手と交流
乗艇後は選手と写真を撮ってもらい、少しお話させてもらえました。
当時フライング2本で長期休暇に入った福来選手。
前走、絶好調だったシリーズ優勝戦1号艇でまさかのフライング。「絶対優勝できたシリーズだったのに・・・。自分でも優勝したと思ったでしょ?」なんていう本人が一番悔しいと思っている様な内容を話してしまいましたが。気さくに、「そうなんですよ。ごめんなさい。」って笑って話してくれました。
感想
実際のレースでは直線で約75Kmの速度が出るボートです。2人乗りなので若干速度は落ちると思いますが、それでも水面ギリギリの目線なので体感速度はとにかく早いです。波に乗り上げた時の突き上げ感など、うまく膝で吸収しないと内臓に直接響きます。
一番気になっていたのは大時計の見え方。これが意外と見えにくかったですが、あのスピードの中でコンマ何秒の調整をするなんて、やはりすごいですね。
いままで選手に「下手くそ!」なんて言っていてごめんなさいって感じでした。
ペアボートに乗るには?
各競艇場のホームページに開催日が掲載されます。
レース開催日と非開催日で乗れる人数が変わってくるのですが、非開催日であれば午前、午後の2回開催の日もありますので結構な人数が乗れると思います。
私が乗った時は、午後の部整理券配布の30分前位に並んで余裕で整理券を貰い乗る事が出来ました。
整理券を貰ってしまえば試乗会開始時間までは自由ですので、場外舟券を買って遊んだりなど遊べます。ただし、お酒を飲むと乗せて貰えないと思うので注意です。
各場のペアボート試乗会開催日や整理券などの情報はこちらから探してみてください。