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日野皓正氏のって体罰? 体罰について考える

私が子供の頃は体罰なんて当たり前にあったのですが、今ではちょっとした事でも大問題になってしまいますよね。いつからこんなに大きく取り上げられるようになったのでしょうか。

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日野皓正氏、教育的な体罰?

で、今回この内容を取り上げる事になった契機でもある、トランぺッター日野皓正氏のビンタ騒動。


世界的トランペッター日野皓正が中学生を「往復ビンタ」《予告編》

私がこの動画を見た感じでは、教育的な体罰には見えませんね。

スティックを取り上げても素手でドラムを叩き出す中学生に対し殴らなければ演奏の収集がつかなかったかもという解釈もありますが、どうでしょうか。

中学生も日野氏を煽ってやったことなのか、音楽的感情が爆発しての行動なのか。

日野氏はプロ意識で暗黙の了解を守らない中学生に対して、ジャズをなめるんじゃねぇと突発的に怒ってしまったのか。

日野氏が殴ったことが悪いといったコメント、中学生が悪いといったコメントどちらも多数出ていますが、演奏が止まってしまい客がドン引きする状況は作っては駄目ですよね。ステージ上ではなく裏で説教すべきだったと思います。

昔は普通に殴られていたけど

もう数十年以上も前の話となってしまいますが小、中、高と頻繁に叩かれたりといった事はなかったですが、年に数回は今で言われている体罰といった物は受けた事があります。

げんこつ、平手打ち、正座等々。

学校だけではなく、近所のおやじが普通に子供を叩いてしかるのが当たり前の時代で育った為、私は子供が悪い事をして叩かれたといった事に対してはあまり抵抗がありません。むしろ、どこまでやったら本気で怒られ殴られるのかといった限度を理解する為の教育を受けたと思っています。自分が悪くなくても連帯責任で関係者全員が殴られるなんて事も普通にありましたしね。そこで、人に迷惑を掛けない様にといった事も学んだと思います。

TVドラマでも体罰してましたね。

私の時代でいうと、金八先生、スクールウォーズ。先生である立場の人間が普通に生徒を殴るシーンというのは何も問題なく放送されていました。

さすがにスクールウォーズのロッカールームで殴った滝沢先生は教員委員会沙汰になってしまったのですが。

いつから体罰って問題に?

80年代まで、体罰は普通に行われていたとあります。しかし、90年代になると限度がわからない体罰、愛の無い体罰、理不尽な体罰といった物が徐々に明るみになり自殺する生徒などが出てきた事。また、それ以前の右の頬を殴られたら、左の頬を出せという時代から次の世代に変わり問題の声を上げる親が徐々に増えてきたという事のようです。

たしかに、自分が中、高の頃が90年代のこの過渡期だったのですが、教育委員会に訴えるという表現がとても多かった時期だった記憶があります。

先生も生徒になめられてムカついて殴ってしまったという件が増えてきたという事でしょう。それは教育的指導ではなく、個人的な感情でただ殴ったという事で、愛のある体罰ではない物です。先生が生徒に熱く向き合うといった事が減ってきていて信頼関係が無いから公にチクられて問題になるという事なんだと思います。