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【体験談】2度となりたくない病気尿路結石 本当に激痛です。

日頃からの運動不足。そして、ラーメンや肉などの動物性タンパク質ばかり食べていたせいか尿路結石(尿管結石?、腎臓結石?医者によっても呼び方が違う)になった時の体験談です。

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尿路結石とは

尿路結石とは、尿の中にある成分が、何らかの原因で結晶となり、石のように固まってしまう病気です。小さい結石であれば、尿と一緒に流れ出ることもあります。しかし、大きくなると腎臓や尿管に結石が詰まり、尿をスムースに排出する事が出来なくなり腎臓が腫れて痛みを発症します。痛みの発症までに自覚症状はほとんどありません。

体験談

痛み発症ぎっくり腰じゃないの?

若いころから腰痛持ちで数か月に1回、腰から背筋にかけて「ズキン!」となって動けなくなる事が良くありました。

酷い時はシャワーを浴びているときに発症し、全裸の状態で床に寝そべり動けなくなった事もあります。(その時、家には一人きり・・・。)

ある日の夜10時過、突然腰が痛くなり、またぎっくり腰を発症したのかと思いベットでうずくまっていたのですが、この時はどういうポジションをとっても痛みが治まる事はありませんでした。

ぎっくり腰であれば寝ていて動かなければ痛みは引いていくのですが、冷や汗も出てきてどんどん痛みが強くなっていきます。

この日も家には一人きり。

痛みも限界を迎え、動く事も出来なかったので、ただのぎっくり腰ではなく、ヘルニアかなんかで神経潰しちゃってるのかなと思い、仕方なく救急車に出動を依頼しました。

救急車出動

部屋まで担架が入ってくるとお隣さんとかへの恥ずかしさもあるので、何とか力を振り絞り、マンションの下に到着した救急車まで自力で行きました。

救急隊「どうしましたか?」

私「腰が痛くて、動けません。腰痛持ちなのですが、いつもより痛いです。」

救急隊「血圧測ります。」

私とのやり取りをしながら救急隊は搬送先を探しています。

とりあえず座って動かない状態であれば大丈夫といったのですが、無理やり担架に寝かされました。

意識もあるし、生命に別状もない自覚はあるのでサイレンは鳴らしてほしくなかったのですが、大きなサイレンと共に出発です。

幸い、近所の救急病院が空いていたらしく、そこに向かうとの事。

救急隊「〇〇病院の内科急診に行きますからね」

私「??、ぎっくり腰って内科なんですか?」

救急隊「たぶん、尿管結石だと思うので内科に行きます。」

私「えー、そうなんですかっ!」

動けなくなるほど痛いとは噂に聞いてはいましたが、まさか自分がなるなんて。

病院到着

近所なので、赤信号をつっきりながら行くとあっというまに病院です。

救急隊が看護婦に引継をしています。

私は誰もいない急診室の担架に寝かされています。

看護婦「しばらくしたら先生来ますから。」

私「はい」

この時点で日付が変わり1時くらいです。

・・・

ここから1時間以上何もないまま放置されました。

ようやく先生登場。

先生「とりあえず、痛み止めの点滴します。」

点滴をすると痛みが治まってきました。

1時間程度経過し点滴終了。

しばらく診察をします。

先生「では、痛み止めの座薬を1週間分出しときますから今日は帰ってください。」

私「えー、帰るんですか?こんなに痛いのに?」

先生「結石は自力で石を排出する以外治療がないので、痛み止めで出るまで我慢して下さい。よっぽど痛かったら明日また来てください。」

との事。

仕方なく帰ろうと、先生との診察を終えた所で立ち上がりましたが、とても歩ける状態ではありません。しかも朝4時過ぎです。

入院のお願い

点滴で痛みが和らぐ事を私は知ってしまっています。もう点滴中毒になってしまっています。

激痛もまだ収まっていません。すこしでも点滴をして痛みを和らげていたい。

そう思った私は、「先生、家に帰るのは無理です。歩けません。入院できませんか?」

と懇願。

ベットを確認してもらい空きがあったので何とか点滴をしてもらいながら安息の寝床につく事が出来ました。

翌日の昼、診察を受けもう一晩入院して良いとの事でもう一日休息できました。

ちなみに入院中は石が出たかをチェックするためにガーゼのフィルターを張ったビーカーに排尿をします。

石が出てくればガーゼの上にポトっとなる仕組みですね。

私は入院中には出てきませんでした。

退院

翌日の朝退院です。

当時は激務のプロジェクトにいてとても疲れていたので、もう少し入院していたかった所です。たまには入院生活も良いなと思ってしまいました。

念の為、退院前の診察で超音波エコー検査をしたところ、まだ腎臓内に数個石があるそうです。

誰でも数個は石があり、これがまた尿管に詰まれば再発するし、一生尿管に詰まらない、または気づかないうちに排出される人もいるそうです。

さて、ここからは点滴なしの生活でとても不安でした。

痛みは取れませんし、座薬を入れているのでずっと腹痛との闘いもありましたのでしばらくは会社を休み自宅療養です。自分で座薬をいれるのは何とも残念な感じでしたね。

とにかく石が勝手に出てくれるのを待つのみです。

全ての違和感が取れるまでは1週間程度かかりました。

医者からのアドバイス

現代の生活習慣病改善の基本的なアドバイスでした。メタボ対策などと同じですね。

  • ラーメンを控える
  • 1日1時間早歩きをする
  • たばこはダメ
  • 1日2リットル以上の水を飲む

みなさんも日頃から注意しておいた方が良いですよ。何の前触れもなく、突然激痛がやってきますから。

もうこんなのは2度と経験したくありません。

と言いつつ、ラーメンとたばこはやめられず、運動もほとんどせず、いつ再発してもおかしくない生活を送っています。